2013年10月23日水曜日

まるで別世界。海外版『まど☆マギ』のマンガに潜入。

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ぱっと見、絵本だよなあ。


僕の住んでいるオークランドの図書館には「Teen Novel」か「Graphic Novel」の分類にマンガやライトノベルがあって、結構揃えがいい。ただし人気はあるので、予約しないと結構1巻から読むのは難しいかも。

他の国に比べたら、ニュージーランドは人口が少ないこともあって、そこまで「日本文化万歳!」っていうほど日本のカルチャーは浸透しているわけではない。しかし公立の図書館にマンガが平然と沢山並べてられていると、やっぱり人気あるのか!と思ってしまう。

日本はどうして、マンガはライトノベルは図書館に置かないのだろう。図書館の権威だったり、意地なのかな。まあいいや。今回、僕はコミカライズ版の『まど☆マギ』を借りて読んだのですが、これはこれで日本版と違って面白かったです。


なんていうか、英字になった途端に、やっぱりアメコミなんですね。雰囲気がまるで違うんですよ。


そこには日本の「漫画」が無いんですね。これはまさしく「MANGA」です。あ、マミられた。


横文字ではあるけれど、ちゃんとページは右からめくって読みます。漫画によっては、左から読もうとすると「ちげーよ!この初心者が!!」みたいな文章が書かれた扉が出てきて、右から読んでね!と警告する出版社もある。


お友達にはナイショだよ☆

ここに来る前に、一度さらっとこのコミカライズは読んだことあるけど、キュウべえが割と可愛いので「うーん」って感じではある。


それでも3巻という巻数で上手くまとまった本だと思います。でもアニメも映画も見ていない人が初見でこの漫画を読んでもストーリー良くわからないとは思うなあ。後から読み返すための漫画な気がする。だったら死ぬしか無いじゃない!!


ああ、痛みなんて消せるんだね…。やっぱり横文字になるとアメコミだ。。


しかし翻訳版でも、その雰囲気は良く伝わってくる。特にこのキュウべえの裏切りのシーンはどうだろう。ぐじぐじ言っている感じが伝わってくるでしょ?


お得意のエントロピー講座


そうだ。コミカライズ版のほむほむの部屋は畳なんだよなあ。


嘘でしょ…?


そしてここ。本編では泣けるシーンなのに、横文字の勢いあってか「ねえ、まどかって馬鹿なの?死ぬの?アホなの?」に見えてしまうw


そいつの言うことを耳を傾けちゃだめええええええ!!!!


「Neither are you」学校で習うだけでは「本当にこんなの使うのか?」と疑問に思ってしまう倒置法。しかし、ここだと良く意味が伝わってきます。「てめえ!それでも人間か!?」「もちろん違うわ。あなただって同じよ」ってね


いいクライマックス。


コミカライズ版のほむほむはツインテ。よいよい。


ところどころ本編と異なっているんだよね。


そして二巻の見返しの部分に「沙耶の唄」ならぬ「さやかの唄」!!ww。分かる外国人は多くいるのだろうか。。


ともあれ、やはり文字というのは物語を非常に左右する要因であって、特に原作と翻訳版の差はでかい。まるで別の世界を体験しているようです。

英語版はこれはこれで手に入れたいのですが、一冊が高い。アメリカドルで定価10ドルほど。NZのオタクショップだと20-25ドル(2000円)ぐらいで売られている。ぼったくりもいいところ。そういう意味ではまだまだNZで日本文化が盛り上がっているとは言い難いのであります。

ところでまどマギといえば、日本だと新編公開にあたって、ショップを吉祥寺パルコで、複製原画展を六本木ヒルズでやっているそうですね。吉祥寺は自分の家から近いし、六本木ヒルズはまさにそこで働いていたので、そういう意味でくやしい。まあ帰ったら速攻で貪るように観に行きますよ。12月上旬はやってるかなあ。

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