2013年6月13日木曜日

なかよしインターネッツ氏とお会いしてきました

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すんげえいい人だったよ

僕がもとめている理想のハジケっぷりだったよ

以下、駄文。




色んなことを話したような気がします。

いつかまとめてここに書くだろうと思うけれど、2005年が素晴らしい時代だと思っている。

想定外(内)、ホリエモン、電車男、小泉劇場、のまネコ……

これらに限らず、あの頃の雰囲気や匂い、状況が自分にとって最高の時代だったのだ。
何もかもがうまくいって、何もかも僕を楽しませてくれた。
しかし5年ほど、その感情はどこかに忘れてしまう。
ずっと心の奥底に埋葬したまんまだった。

今回彼と初めて合った時、本当に涙が出てきそうで、成仏するかと思った。
それは「なかよしインターネッツ」が、あの頃の記憶を取り戻してくれた、ノスタルジー喚起装置だからだ。


彼に会うまでに時間があったので、keynoteでプレゼン作った。そりゃもう自分がどのようにしてitopoid氏と出会って、その背景にはこんなことがあって…ってことを死ぬほど振り返り、そのプレゼンに抽出した。僕はこの機会をどうにかしたかった。ここは異常になるしか、他に方法がなかったのだ。


プレゼンを通じて、僕らが小学校の時の〈インターネット〉(=あの頃)を共有した。
それは例えばベクターでフリーソフトを落とそうとした時、ギャルゲ.comのバナー(いまのソシャゲのスマホ向けバナー広告みたいな性的まがいなイラスト)に好奇心を得てクリックしたり、おもしろフラッシュだったり、電車男だったり……、嗚呼あの頃が蘇る。いびつなインターネット、あの「ぎこちなさ」はきっと帰ってこないんだろうなあ。

ただ、itopoidさんは僕より2才年上だから、生きた時代がきっと、ちょっと違うんだろうけど。
2007-2010ぐらいは世間を見ているほどの余裕がなかった(空白の記憶)ので、一般に青春と呼ばれる辺りは全く共有できなかった。


何話したんだろうなあ。
もう「インターネット」なんて死語だとか、パッケージ化された「東京」がキテるとか、大学はクソだとか、いや大学というかほとんどの大学生はクソだとか、itopoid氏の入学はじめに入ったサークルはネトリネトラレのるつぼだったとか、本当に色んなこと話した気がする。

嬉しかったのは僕が大学で研究対象にしたいと思っている〈都市のサイン〉であったり、〈サインが都市を意味づけたり、人の行動を操る〉といった疑問や思いを認めてくれたことだ。
僕の言うことは誰も信じてくれない。例えば、東京メトロ早稲田駅の駅標のロゴが「ゴシック4550」から「新ゴシック」に変わってしまえば、その早稲田の猥雑さは消えてしまうだろうし、いくつも重ねてきた歴史を消してしまう恐れがある、って感じの意見だ。
僕はサインから得られる表象を大事にしたい。少しでも誰かが重んじるからこそ、その都市の秩序やイメージは保たれるのであり、都市を維持できるのではないかと考えている。
そんなことを認めてくれる、というか、変に思わない彼がスゴイと思う。

彼にサイバースペース上で出会ったのは僕が高校2年生ぐらいのころで、彼のお陰で、過去の自分に気づくことが出来たし、彼の大学を目指そうとも思った(結局落ちてしまったんだけど)。
少なくとも受験勉強で僕のモチベーションを高めてくれた。彼の各々の発言に出会わなければたぶんここまで勉強を頑張れなかったし、興味すら持たなかっただろう。
あんまり学力の高い学校じゃなかったからね。

今回の出会いで、もう一度あの〈2005年〉を取り返そうという野望が生まれた。
僕は頑張る。ありがとう、なかよしインターネッツ。

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